やらかしたんですよ、俺。

いや、意味深な告知までしといてなんですけど…

予定してた今日のシークレット生放送できなくなりました

絶望した!!!!!

深夜の配信は思いのほか近所迷惑らしくてですね…ハイ。

やはり午前二時の丑三つ時に拘ったのが仇になりましたね。

まぁこのままでは終われないので今晩放送予定でした小話…ここに置いて行きます。

 

カチカチ山のたぬきさんって話…あるじゃないですか?
誰でも知ってるとはおもいますがね。
でも、私が知ってるのはね…ちょっと違うんですよ。

むかしむかし一匹の白い野うさぎに恋をしたタヌキがいたんですよ。
タヌキは自分にはないその美しい雪の様な白い毛並みに惚れ込み幾度と求婚をしたんです。

ですが、あの手この手を使ってもうさぎは首を縦に振る事はなかったんですよ。

それもそのはず、そのたぬきは山の麓の村を荒らし回り、盗んだ食べ物なんか差し出すもんですからうさぎもいい気分にゃあ…なりませんよね。

過去にうさぎは罠に掛かったことがありましてね。
それを心の優しい村のおじいさんに助けられた恩もあって、たぬきに悪さを辞めるよう説得をするんですがね。
村人に酷い目にあわされて来たタヌキにはそれは到底受け入れられない事だったんですよね。

まぁタヌキが村人から酷い目に遭わされるのも仕方ない事だったんですけどね。

それだけ、自然の動物の生活が人間に脅かされてるんでね。
タヌキも生きるのに必死だったんですよ。

そうこうしてるうちに痺れをきらしたタヌキがね、今度はうさぎに嫌がらせを始めたんですよ。
そりゃもう…度が過ぎる程のをね。
うさぎもほとほと困り果て、嫌気が指したある晩の事。

タヌキも悪さや嫌がらせを続けすぎてタカが外れたんでしょうね。
ウサギの住みかに火を…付けたんですよ。

「俺の物にならないのならいっそ、その白い毛皮が黒焦げになるまで燃え尽きてしまえ」

ってね。

間一髪逃げ延びたうさぎは、住みかを奪われ、仲間を奪われ悲しみにくれましてね。
いつかの自分を助けてくれた村人のおじいさんに助けを求めたんですよ。
そしたらおじいさんがもう我慢ならんと怒りだしましてね、村中の若者を集めてタヌキ狩りの準備を始めたんですよ。

「憎ったらしい糞ダヌキめ!!鍋にぶち混んで汁にしてすすってやるわ!!」

ってね。

そしてとうとう、タヌキ狩りが始まったんですがね…。
例のタヌキが一向にに姿を見せないんですよ。
村の里山、つまりはタヌキのねぐらなんですがね、猟銃を持った男達がいくら探しても見つからないんです。

それもそのはず、タヌキは村人のタヌキ狩りの話し合いを盗み聞きしてたんですよ。
そんな具合でタヌキには村人の動きは全て筒抜けなんで捕まるはずもありませんよね。

それでね、自分を鍋にして食らおうとした事に腹を立てたタヌキは言い出しっぺのおじいさんの服を盗み出してね…おじいさんに化けたんですよ。

おじいさんに化けたタヌキは何食わぬ顔で、おじいさんの家へ上がり込みましてね。
土間に置いてあった草刈り用の鎌を持ち出すと、家の奥から声が聞こえたんです。

「じいさん、帰ってきたのかい?」

おじいさんの伴侶であるおばあさんが主人が帰って来たと思い声を掛けたんですよ。
そしたらタヌキは声色を変えてね、応えたんですよ。

「あぁ、今帰ったよタヌキは若いのがつかまえたよ。」

ってね。

そしたらおばあさんは、

「そりゃあ良かった、あのタヌキにはホトホトこまらされてたからねぇ…。」

続けて

「じいさん、疲れたろう今、飯の準備をしとるから、少しまっとくれ。」

おじいさんに化けたタヌキはおばあさんの話を聞きながらゆっくり後ろから近づくと

「今日の晩飯は…婆さん、あんただよ。」

おばあさんが驚いて振り替えるとおじいさんに化けたタヌキが鎌を降りかぶてニヤリとね、わらっていたんですよ。

おばあさんは声を上げる間もなくタヌキに何度も何度も鎌で滅多刺しにされましてね。
終いにはお婆さんを鎌と包丁で解体し始めたんですよ。
そしてお婆さんの顔の皮を丁寧に剥ぎ取ると、自分の顔に張り付けましてね…今度はお婆さんに化けたんです。

それから暫くしておじいさんが家に戻ってきたんですよ、ガックシと肩を落としてね。

「ばあさん、帰ったよ…あの悪タヌキめ…勘がええのかとうとう見つからんかったわい…。」

「そうかい、それは残念だったねぇ…今日は疲れたろう、精力が付くように鍋を作ったからおあがりよ。」

お婆さんに化けたタヌキは何食わぬ顔をしておじいさんを囲炉裏の前に座らせるとグツグツと煮える鍋をよそっておじいさんに差し出したんですよ。

そしたらおじいさん

「おぉ、こりゃ美味いなぁ良い味付けだし…肉も霜がふって甘くて旨い。」
「こんな上等な肉一体どうしたんだい?」

おじいさんが美味しそうに鍋を食べる姿を見ておばあさんに化けたタヌキは

「ふへっ…ふへへへ」
「げひひひひ」

と下品に笑って自分の顔に張り付けたおばあさんにの顔の皮をズルリと剥いで見せたんですよ。

瞬く間に青ざめていくおじいさんに向かって化けの皮を剥いだタヌキは

「じじい…ばばあを食った。」
「じじい…ばばあをくった。」

とだけ言い残し下品な笑い声をあげながら家からでていったんです。

おじいさんの震える手から箸とお椀がこぼれ落ちて…暫く呆然としたかと思ったらね、聞くに絶えない悲痛な叫び声を上げながらゲーゲーと吐き出し始めたんですよ。

その声を聞いたうさぎはどうしたものかと家のなかに飛び込んで来たんです。

「おじいさん、どうしたんですか?何があったんですか?この酷い有り様は何事ですか?」

おじいさんはボロボロと大粒の涙を流しながら事の顛末をうさぎに話ましてね。

それを聞いたうさぎは

「あぁ、わたくし事だったにも関わらず自分で解決しようとせず人を頼ったばっかりに…」

自分のおこないで人様を巻き込んでしまったことを深く悔いたうさぎは

「おじいさん、ごめんなさい…必ず私が仇をうって参ります。」

そうおじいさんに語ると、家を飛び出し、あのタヌキのねぐらの里山へと駆け出したんです。

 

それから少し時間がたちまして、ある昼間のこと。
ねぐらでグウグウとイビキをかいて昼寝をするタヌキのもとにうさぎが訪ねて来たんですよ。

「俺が気持ち良く昼寝してるってぇのに一体何用で?俺に文句のひとつでも言いに来たのかい?」

タヌキは皮肉めいた言葉をうさぎに投げ掛けた。
するとうさぎが

「いいえ、今日はあなたの頭の賢さに感服致しましたので私はあなたを誉めに参ったのです。」

「へぇ…俺の賢さねぇ…?」

タヌキは思わぬ返事が飛んで来たんでね、少し身構えながらもうさぎの話に耳を傾けたんです。

「それはそうでしょう、あの賢い人間達を手玉にとって、それでいてなお腕っぷしもある。」

続けて

「大の男それも人間をボロボロ泣かせてしまうんですからそれはもう感服いたしました。」

「貴方とならきっとその強い腕っぷしと賢さで私を守ってくれるに違いありません。」

タヌキは調子良く煽てられて満更出もない様子でございましてね、うさぎの話をうんうんと聞いております。

「あの時の私はまだその事に気付いておらず大変御無礼を働いたと思います。」
「ですからどうか機嫌をお戻しになられてください、そして私とどうか結婚をしてください。」

タヌキはどうにもこうにも頷かなかったうさぎが頭を下げさらには結婚の話までもって来たもんですからそりゃあ有頂天になり大喜びしましてね。
それでね、タヌキは

「ようやく解って貰えたかい?おおともさ、俺様が居りゃあお前に苦労なんて一切掛けやしない、俺とお前で楽しく暮らしていこじゃないか。」

ってね。

「ただし輿入れの前に一度やって欲しい事があるのです。」

うさぎはそう話すとタヌキは、おう何でも言ってくれといった態度でね…どっしりとうさぎの目の前に座り直したんです。

「この里山では色々ありすぎました、なので貴方と私で裏山へ住みかを移したいのです。」

うんうんと話を聞いているタヌキにうさぎは続けてこう話すんです。

「なので新しい住みかには何かと木が必要なので裏山へ一緒に運んで欲しいんです。」

タヌキは何だそんな事かと大笑いをし

「よし、わかったそれなら明日までに必要な木や木葉を俺が集めよう。」
「住みたい所の目星は付いてるのかい?それなら明日運ぶついでに案内しておくれ。」

「はい、ではまた明日お会いしましょう。」
「一緒に暮らせるのを楽しみにしております。」

そう言い残すとうさぎはぴょんとタヌキのねぐらから飛び出して行ったんです。
それを見届けるとね、タヌキは両手離しで大喜びしたんです。

何度も何度も焦がれた雪の様に白く美しいうさぎがついに自分のモノになる…ってね。

さぁ喜びにふけってる場合じゃあないと、タヌキはうさぎに言われた通りにね…木と木葉を集め始めたんですよ。

そして次の日

タヌキが木と木葉を大きな篭に入れて運ぶ準備をしていると、うさぎが現れましたんでタヌキが自慢げにこれでどうだとうさぎに集めたモノをみせつけました。

「流石でございますね、やはりあなたは頼りになる方です。」

うさぎの誉め言葉にさらに調子を良くしたタヌキは何だったらコレ全部、俺様一人で運べると嘯いたんですよ。
うさぎはそんなタヌキをまた誉めると、早速裏山へ参りましょうとタヌキを連れ出したんです。

大きな篭にパンパンに詰まった木と木葉は相当な重さでね、いくら背負って運んでるとは言え流石のタヌキも少し疲れが出てきましてね。
でもそんな疲れた顔は見せられないと道案内のために先を歩かせているうさぎをなんだかんだと理由をつけて、自分の後から着いてくるよう言いまして。
うさぎもハイ解りましたと素直にしたがったんです。

それから里山を抜け裏山に差し掛かったところでね、変な音がタヌキの耳にはいって来たんです。

カチン…カチン
カチン…カチン

てな具合の固いものがぶつかる様な音でね。
タヌキはなんだかそれが気になって仕方がなかったんですがね、後ろから案内するうさぎは全然気にも止めてない様子で。

なんだぁ?俺の気のせいか?
タヌキはまぁ良いかと思いながらも足を進めたんですよ。

そしたらねまた聞こえて…来たんですよ。

カチン…カチン
カチン…カチン

今度は聞き間違いじゃねぇとやっぱり何か聞こえると。
タヌキはうさぎに

「おい、さっきから鳴ってるこのカチンカチン言ってるこの音は一体なんなんだい?」

するとうさぎはこう答えましてね。

「あぁ、この裏山はカチカチ山って呼ばれているんです。今も…ほら遠くで聞こえますカチンカチンって。」

続けて

「これは山の神様が籍入れする森の民に向けてお祝いの意味で鳴らしてくださるんだとか…あなた、いえ旦那様のお近くで聞こえたのでしたらそれは山の神様が祝福してくれていると言うことなのでしょう。実際私にも聞こえました、私達はきっと上手くいくはずです。」

その言葉を聞いたタヌキはさらに機嫌が良くなり足取りも軽やかにまた足を進めましてね。

カチン…カチン
カチン…カチン

おぉ、俺は神様にも祝福されておる。

カチン…カチン
カチン…カチン

今までで一番の良い日になりそうだわい。
タヌキがそう思った次の瞬間の事でね。

ボゥッ

突然、背負った篭から火が上がりましてね。
それがたちまち炎となってタヌキを襲ったんですよ。

ぎゃああああああああああああ

あづいいいいいいいいいいいい

たすけでええええええええええ

タヌキは悲痛なわめき声でゴロゴロと地面にころがりましてね。
これは大変とうさぎが持っていた水筒から水を掛けたんですけどその水、実は油でして。

火なんか消える事なくよりいっそう強く燃え上がりまして。
タヌキはさらに酷い叫び声をあげ続け、なをも転がり続けております。

ようやく火が消えた頃には、辺り一面に毛皮と肉と脂が焦げた不快な匂いが漂い、タヌキの肌は赤黒く焼け爛れ、行きも絶え絶えで地面に転がっておりましてね。
ひぃひぃひゅーひゅーと呼吸をするのが誠意一杯なありさまで。

幸いにも裏山の麓付近でしたもんだから、うさぎは水と火傷の薬を麓の村人から分けて貰ったと、タヌキに薬を塗り込んでやるんですけどね、当然その薬も薬なんてものじゃなくて塩と油と唐辛子やニンニクを練り上げたものでしてね。
そんなものを焼け爛れた肌にぎゅっぎゅと塗り込むもんだからタヌキは出ない声を無理矢理ひりだした様な叫び声でのたうち回っておりました。

その姿を見ながらうさぎは冷たい表情でタヌキを見下ろしボソリと

「これで、タヌキ鍋の下ごしらえ大体終わりでございますね。」

タヌキはその一言を聞いて自分が騙された事にようやく気が付いたんですよ。
タヌキは恐ろしさのあまりに身体中の痛みを忘れ、必死にその場から逃げようとはしたんですけどね。
大火傷をし、体の水分も残り少ないそんな状態じゃあ当たり前ですが、まともに歩けなんかできやしません。

フラフラとズルリズルリと自分の体を必死に引きずるタヌキにうさぎは簡単に追い付きタヌキの首根っこを掴みあげ耳元で

「お水…欲しがってましたよね…今から体に入れてあげますね。」

そう耳打ちすると、タヌキの鼻の穴からゆっくりとじわじわ水を流し込んだんですよ。

これは人間にも言えるんですがね、生き物って鼻から水を入れられると溺れちゃうんですよ。
例えそれが陸地でもね。

最初はタヌキがガボガボとおかしな音を出しながらもがき苦しんでいたんですがね、しばらくしたらガクリと体から力が抜けて動かなくなりました。

 

うさぎはタヌキの亡骸を担ぐとおじいさんの家へと向かいましてね、仇を打ったと報告にいったんです。
毛も焼き払い味付けもしてあるんでね、文字通り煮るなり焼くなりとおじいさんにその後を任せようとしたんですがね、おじいさんは一言だけ「ありがとう。」と答えると、悲しげにいつもおばあさんが立っていた炊事場に手を合わせたんです。

うさぎはおじいさんの家からタヌキの亡骸を引きずりだすと、そのまま引きずりながら海まで歩いていったんです。

海に着くとうさぎは泥と藁を練りあげて一隻の船を作ったんです。
作った船にタヌキの亡骸を乗せて海へ押し出すと船は不思議と沖へ沖へとゆっくり沈みながら進み、そして見えなくなったんです。

うさぎはただ遠くを見つめそして来た道とは逆の道へとゆっくり歩き始め、やがてうさぎの姿もどこかへと消えていきました。

 

 

この話は日本昔話でも有名な「カチカチ山の狸」をモチーフ…というかどれだけ後味悪く作り替えられるか?ってのをやってみたくなりましてね。

もちろん話の骨組みはなるべく残しつつなんですけどね。

知ってる人は案外多いとは思いますが、カチカチ山の狸の話は元ネタも結構えぐいんですよ。勧善懲悪な物語のくせに。

そんなお話を三十分弱に収まる、なをかつ後味悪くって感じで書き殴ってみました。

かの太宰治氏はこの話を擬人化したっていうんですから、そりゃあ彼のセンスとユニークさは半端ないって思い知らされます。

しかしこのカチカチ山の狸、調べれば調べる程に本当に面白いですね。

この話を題材にした模擬裁判なんてのも過去にあったらしくて、もはやただの昔話やおとぎ話で括れるものじゃないなとも思います。

自分が子供の頃に聞かされたお話をこの歳になってあれこれ調べて、全然知らなかった部分を垣間見て書いてる僕は楽しかったです本当。

 

では今回のブログはここまでにしときましょう。

 

 

広告

世間はお盆なんですよ。

まぁそんな事言いつつ、僕もしっかりお盆の準備に駆り出されてますけどね…。

いやーお盆って思った以上に忙しいじゃないですか、僕もなんですよ本当。

そんな感じでぢゅぱり屋本舗の生放送お疲れ様でした!!

せっかくゲストにまさきふぁんさん呼んでたのに放送事故からのgdgd放送で本当に申し訳ない。

とにかくふぁんさんお疲れ様でした!僕はドバイに石油掘る旅に出たいと思います。

またやりますんで是非是非遊びに来てみてくださいね。(次回のゲスト決まってないけど)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゴリゴリ暑い日が続くんでね、お盆らしい事一回やります。

全たいてきにはまだ何するか…秘密なんですけどね。

ニヒヒwww見つけた人…。

自己報告でDMでも教えてくださいね。

HAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHA